電動アシスト自転車の上手な選び方

電動アシスト自転車のこれから

 

電動アシスト自転車が今後ますます普及するには、価格の低減、目的に応じた様々な品揃え、軽量化などが必要です。また、充電設備が駐輪場などに備え付けられ、自転車を駐輪している間に充電が完了していることなども鍵になるはずです。

 

他にも、一回の充電で走れる距離を伸ばすためのバッテリー性能の向上や電力消費の効率化、太陽電池による充電、アルコール等を使った燃料電池化など様々な工夫が望まれます。既に回生ブレーキ付の製品なども投入が始まっていますが、工夫の余地はまだまだ多いと考えられます。

 

視点を変えると、洗練されたデザインや彩色が自由に選べるシステム、オプション製品の充実と製品間の共通化なども電動アシスト自転車に関わる企業の裾野を広げ、結果として普及の一助になります。

 

最近は電気自動車が地球に優しい上に走行距離あたりの電気代がガソリンや軽油などと比べて圧倒的に安い事で注目されています。また、ブラジルなどでは熱帯気候を生かしたサトウキビから作られたアルコールを燃料にした自動車も普及しています。

 

今までの自転車に電気モーターやアルコール燃料エンジンを搭載して、アシストする自転車は、例えばタイの人力車サムロー、インドの人力車リキシャなどに使えば世界に輸出できる製品としての地位を獲得できる可能性があります。近い将来、日本が生んだ電動アシスト自転車が世界中で活躍する姿を見たいものです。